2010年03月 の記事一覧

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但馬ユニオン

丹波のとなり、但馬にも地域ユニオンがまもなく生まれようとしています。「となり」と言っても、豊岡までは結構遠いですが、3月末に豊岡市内で但馬ユニオンの結成大会が行われるそうです。おめでとうございます。
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賃金とは何か(その4)

3.賃金はどのように決まるか

商品の価格は生産コストで決まり、需給関係により変動する。賃金の場合は「労働力商品」の(再)生産費で決まり、労働市場の需給関係で変動する。

労働力をもつ人間は工場で生産することはできない。とはいえ、人間の存在を前提とすれば、それは他の商品と同じように、その商品の再生産に必要な価値が労働力の価値になるはずである。それが現象としては価格に転化し、労働賃金となる。

したがって賃金は労働者の生活費である。

①労働力の再生産にどれぐらいかかるかというと、まず明日も働けるように今日の食費が必要である。衣服や住居など生きていくための生活手段も必要である。暑い国と寒い国では着る物や住む所に違いがあり、食料品価格も違うだろうが、一定の国・一定の時代では一定の水準がある。その生活手段の価値が労働力の価値規定の第1の費用となる。

②しかし労働者本人は数十年で働けなくなってしまう。資本にとって、労働者が永久に存在するためには、次の世代の労働者が再生産される必要がある。そのため子供たちの生活手段も労働者の価値規定に含まれてくる。それによって、本人の再生産だけではなく子供が再生産され、労働者として世代交代するように市場に登場すれば、労働者が永遠に存続することになる。それが第2の費用となる。

③また技能と熟練を得て、発達した特殊的労働力とするための教育・習得費が必要である。これが第3の費用である。

すなわち、①本人の再生産費、②世代的再生産費、③技能の熟練費、の合計が労働力の価値となる。

こうした3つの費用には、それぞれ生理的最低限に加えて、文化的・歴史的要素が含まれている。3つの費用のそれぞれについて、生理的な最低限と、歴史的・文化的な要素の両方が入っていて、3費用2要素が労働力の価値規定になる。

したがって、労働力の価値規定は一定額の生活手段の価値となる。ただしこれは理論上の規定であり、精確に何円と算出できる性格のものではない。特に、歴史的・文化的要素は柔軟なものとならざるをえない。それがどの水準で決まるかは、労資の力関係で決まる。

ただし、現代の日本は、他国の賃金水準の影響を受けざるをえない立場に変わってきている。

現実の賃金要求額については労働運動としての戦術的判断も必要だろう。

とはいえ、賃金闘争は一面では人間らしい生活をおくるための権利闘争である。資本主義の論理は人間を生産物と同じような1つのモノとみるものだ。そうした社会の矛盾に気づくことが、賃金について学ぶことの、もう1つの重要な意義なのである。

賃金とは何か(その3)

2.失業者のいる社会

資本主義社会では、すべての労働者の雇用を保障するシステムはない。「自由で平等」な資本家と労働者の契約が成立するかどうかは「契約の自由」に任され、その契約の内容(労働条件)も両者の合意によるものだった(もちろん現在は、19世紀以来の労働運動の結果、一定の法的規制がされるようにはなっているが)。しかしそれは事実上「経済的強制」となった。

その契約が成立しなければ労働者は失業者となり、生活が出来ないからだ。

しかも、資本主義にとっては失業者の存在が絶対に必要である。というのは、資本は自分自身では労働者をつくりだせないが、必要なときに生産を拡大するため、また労働需給が逼迫して賃金が高騰しないよう、失業者(=産業予備軍)をつねに存在させておくことが不可欠だからである。

絶対的な人口の過剰とは独立して資本主義が創出する過剰人口を、相対的過剰人口とよぶ。

景気が悪く失業者が増えると、需給法則から賃金は下がり、労働条件は悪化する。逆に好景気になれば賃金は上がり、労働条件はよくなるが、資本はそれに対抗して「合理化」を進める。

雇用を守り、賃金を引き上げ、労働条件をよくする労働運動は、もちろん必要であり、重要である。ただし、それで問題が根本的に解決するわけではないのである。

賃金とは何か(その2)

3月12日に行われた公開学習会の講演レジュメを何回かに分けて掲載します。まず、1回目は「1.賃金労働者のいる社会」です。


1.賃金労働者のいる社会

働くことで賃金を得て、それで生活する社会階級は、古代には存在しなかった。そもそも貨幣も存在していなかったが、人々は暮らせていた。

中世になっても国民の大部分だった農民は働いて「賃金」を得ていたわけではない。つまり賃金で生活手段を買って生活していたわけではなく、その大部分を自分たちでつくっていた。

一方、労働していなかった支配者たちは土地の所有権をもち、農民から年貢を取り立てて生活していた。そうした権力は武力=暴力によって維持され、「経済外的強制」によって国民を支配する封建社会であった。

資本主義は封建制度を倒し、身分制を廃止し、経済外的強制のない「自由で平等」な社会をつくった。そこでは自営業者が自分の才覚で社会に必要なものを商品として生産し、それが流通してゆきわたり、社会全体の人々の生活を成り立たせる社会が想定されていた。

しかし、特に18世紀後期からの産業革命の結果、生産は大規模化し、生産手段をもつ資本家階級と、それを持たずに資本家に雇用されて生産を担う労働者階級への階級分化が進行した。自分では生産手段を持たず(持てず)、「労働力」を商品として売って貨幣(賃金)を受け取り、それで生活する労働者は、資本主義に特徴的な歴史的存在である。

賃金とは何か

第3回公開学習会が終わりました。今回のテーマは、「賃金とは何か」でした。限られた時間のなかで講師の神津朝夫さんにわかりやすく話していただきました。また、質疑の時間でも、参加者から多くの質問が出て、大変有意義な学習会となりました。参加者の感想等は、改めて紹介します。
1神津

明日、公開学習会

たんばユニオンは、明日12日午後6時半から篠山市民センターで、第3回公開学習会を行います。
テーマは「賃金とは何か」、講師は神津朝夫さんです。
参加カンパ500円で、どなたでも参加できますので、よろしくお願いします。

「いのちの山河」丹波上映会

3月8日、第1回「いのちの山河」上映実行委員会が開かれました。
上映会の要領は以下のとおりです。(10日現在)

<「いのちの山河」丹波上映会>
●とき/6月15日(火)①午後2時、②午後7時の2回上映
●ところ/丹波市・春日文化ホール
●前売券1,200円、当日券1,500円、高校生以下800円(当日のみ)
●主催/「いのちの山河」丹有上映実行委員会(事務局・憲法たんば)
●協賛/丹波平和コンサート実行委員会、県立柏原病院の小児科を守る会、兵庫県保険医協会北摂・丹波支部、篠山市の医療をよくする会ほか
●後援/丹波市、篠山市、篠山市教育委員会、篠山市医師会、丹波市人権・同和教育協議会、篠山市人権・同和教育研究協議会、神戸新聞社、丹波新聞社ほか
inotinosanga

丹波新聞7日付け

7日付けの丹波新聞に、12日のたんばユニオン公開学習会の記事が出ていました。tanba

「いのちの山河」上映実行委員会

明日8日夜、丹波市内で「いのちの山河」丹有上映実行委員会結成の集いが行われます。
上映会の予定は、6月15日(火)です。会場は春日文化ホールの予定。
たんばユニオンも実行委員会に参加します。

神戸新聞3日付け

神戸新聞3月3日付けの丹波版に、5~6日のホットラインと12日の公開学習会の告知記事が載りました。

神戸新聞3日付け

正社員雇用があぶない!正社員切りホットライン

ひょうごユニオンは、兵庫県下一斉のホットラインを下記のとおり開設します。
たんばユニオンもこれに参加します。

●名称/正社員雇用があぶない!正社員切りホットライン

●日時/3月5日(金)、6日(土)いずれも10:00~18:00      

●ホットライン
 (尼崎)武庫川ユニオン 06-6481-2341
 (芦屋)ユニオンあしや 0797-23-8110
 (神戸)神戸ワーカーズユニオン 078-232-1838
 (明石)あかし地域ユニオン 078-912-2797
 (加古川)はりまユニオン 079-425-0532
 (姫路)姫路ユニオン 079-288-1734
 (丹波)たんばユニオン 079-552-7010
 (但馬)但馬ユニオン準備会 090-6552-0370
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