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有期雇用の現状と課題

中谷さん
昨夜(8日)、丹波の森公苑セミナー室で、第2回たんばユニオン公開学習会が行われました。
講師の中谷紀子さん(あかし地域ユニオン書記長)から、「有期雇用の現状と課題」と題して約1時間、自らのたたかいの経験を踏まえた、元気の出るお話をしていただきました。以下、中谷さんの講演レジュメを紹介します。


<有期雇用の現状と課題>  あかし地域ユニオン 書記長 中谷紀子

1.はじめに
有期雇用=非正社員(パート・アルバイト・派遣社員)
97年は全体の23%→現在は3分の1を越えている。15歳から24歳の若者 50%
経営者にとっての有期契約のメリット
 ①雇用調整がしやすい→期間満了でやめさせられる。(コストカット)
 ②賃金が安い→正社員の労働を補完するもの=労働の質が低いから安くてよい。
長期蓄積能力活用型=短時間正社員でもよい。(日本経団連)→成果主義賃金
◆派遣法 1985年に解禁(26業務)→1999年大改正(警備業、建設業、港湾業を除く全ての業務)→2003年期間制限が特定業種は無制限、それ以外は1年→2006年に最長3年に→2006年夏に偽装請負が問題に→2007年日雇い派遣=ワーキングプアで問題に→2009年問題(製造業派遣が期間切れ)→解雇問題(年越し派遣村)
派遣法改正案(派遣ユニオン)→民主党圧勝で変わるかも?
 ①日雇い派遣禁止
 ②登録型派遣を禁止し全て常用型派遣に
 ③マージン率の上限規制(たとえば25%以下)を設ける
◆労働契約法(公務員適用除外)
 17条 使用者は期間の定めのある労働契約について、やむをえない事由がある場合でなければ、その契約期間が満了するまでの間において、労働者を解雇することが出来ない。2.使用者は、期間の定めのある契約について、その労働契約により労働者を使用する目的に照らして、必要以上に短い期間を定めることにより、その労働契約を反復して更新することのないように配慮しなければならない。
◆パート労働法改正(公務員適用除外)
 改正法8条 正社員と同視すべきパートタイム労働者の待遇を差別的に取り扱うことが禁止されます。
◆韓国 2007年7月「非正規法」施行
 2年以上勤続した職員を正規職員にすること→公共、民間を問わず契約解約続出  
 →該当業務の外注化(間接雇用に)

2.ユニオンの労働相談
昨年末から派遣切りで解雇問題・賃金未払い問題続出
●グロップ(岡山に本社がある派遣会社)派遣契約の中途解除で労働審判完全勝利。
解雇無効と賃金全額支払命令→会社側異議申し立てで本訴に
●典新工業(日本ハム食品請負会社)
日本ハムの工場で10年以上働いてきたボリビア人女性が4月末で解雇といわれた。日本ハムも2009年問題で派遣から契約社員採用のため派遣会社切り。
社会保険や雇用保険に未加入であり、年休もカットされていた。交渉の結果、派遣契約が来年1月末まであり、雇用の継続(1月末まで引き延ばし以後交渉を)と賃金アップ、雇用保険遡及加入、社会保険加入と損失分の返還を受けて解決。派遣会社も守った。
●伸成工業(キャタピラージャパン請負会社)解雇問題
19年間キャタピラージャパンで溶接の仕事をしてきた。2007年に請負から派遣になり、2009年2月にまた請負に(偽装請負)。6月末で請負から撤退するため全員解雇。契約社員にという話もあったが会社がお金を要求しキャタピラージャパンが拒否、契約社員の話は無くなる。解雇撤回を求めて提訴(整理解雇にはあてはまらない)

3.自治労三木市学校給食労働組合結成と労働条件改善の闘い
2度の解雇攻撃を跳ね返して(絶対にあきらめない、泣き寝入りはしない)

4.世界に飛び出して
1996年 スイス・ジュネーブILOで175号パート労働条約問題ロビー活動・国連に女性差別で訴え・ドイツ組合訪問
2000年 国連世界女性会議(ニューヨーク)でワークショップ開催
2001年 ILOに100号条約違反で訴えに・オランダ組合訪問
2003年 武庫川ユニオン主催の韓国民主労総大会参加と交流
2004年 EUの均等待遇調査にベルギーとスウェーデン訪問
2005年 アメリカ(デトロイト)へレーバーノーツ大会参加
2006年 ニュージーランドへ規制緩和の経験に学ぶ労働者交流参加

5.おわりに
均等待遇を求めて(ワーキングプアやネットカフェ難民を作らないために)
日本国憲法第14条(法の下の平等)
日本国憲法第25条(生存権)全ての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
労働基準法第1条 労働条件は労働者が人たるに値する生活を営むための必要なものを満たすべきものでなくてはならない。
労働基準法第4条 男女同一価値労働同一賃金の原則
  ILO100号条約 同一価値労働同一賃金(日本批准)

 ☆組合活動は楽しく!! 自分の身は自分で守る!! 
 ☆非正規職員の組織化と均等待遇実現により正規職員の職場も護られる!!
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