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賃金とは何か(その2)

3月12日に行われた公開学習会の講演レジュメを何回かに分けて掲載します。まず、1回目は「1.賃金労働者のいる社会」です。


1.賃金労働者のいる社会

働くことで賃金を得て、それで生活する社会階級は、古代には存在しなかった。そもそも貨幣も存在していなかったが、人々は暮らせていた。

中世になっても国民の大部分だった農民は働いて「賃金」を得ていたわけではない。つまり賃金で生活手段を買って生活していたわけではなく、その大部分を自分たちでつくっていた。

一方、労働していなかった支配者たちは土地の所有権をもち、農民から年貢を取り立てて生活していた。そうした権力は武力=暴力によって維持され、「経済外的強制」によって国民を支配する封建社会であった。

資本主義は封建制度を倒し、身分制を廃止し、経済外的強制のない「自由で平等」な社会をつくった。そこでは自営業者が自分の才覚で社会に必要なものを商品として生産し、それが流通してゆきわたり、社会全体の人々の生活を成り立たせる社会が想定されていた。

しかし、特に18世紀後期からの産業革命の結果、生産は大規模化し、生産手段をもつ資本家階級と、それを持たずに資本家に雇用されて生産を担う労働者階級への階級分化が進行した。自分では生産手段を持たず(持てず)、「労働力」を商品として売って貨幣(賃金)を受け取り、それで生活する労働者は、資本主義に特徴的な歴史的存在である。
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