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賃金とは何か(その3)

2.失業者のいる社会

資本主義社会では、すべての労働者の雇用を保障するシステムはない。「自由で平等」な資本家と労働者の契約が成立するかどうかは「契約の自由」に任され、その契約の内容(労働条件)も両者の合意によるものだった(もちろん現在は、19世紀以来の労働運動の結果、一定の法的規制がされるようにはなっているが)。しかしそれは事実上「経済的強制」となった。

その契約が成立しなければ労働者は失業者となり、生活が出来ないからだ。

しかも、資本主義にとっては失業者の存在が絶対に必要である。というのは、資本は自分自身では労働者をつくりだせないが、必要なときに生産を拡大するため、また労働需給が逼迫して賃金が高騰しないよう、失業者(=産業予備軍)をつねに存在させておくことが不可欠だからである。

絶対的な人口の過剰とは独立して資本主義が創出する過剰人口を、相対的過剰人口とよぶ。

景気が悪く失業者が増えると、需給法則から賃金は下がり、労働条件は悪化する。逆に好景気になれば賃金は上がり、労働条件はよくなるが、資本はそれに対抗して「合理化」を進める。

雇用を守り、賃金を引き上げ、労働条件をよくする労働運動は、もちろん必要であり、重要である。ただし、それで問題が根本的に解決するわけではないのである。
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